かなめのへそがみそ。
いらっしゃいませ。こんにちは。ぱん衛門でございます。
さて、今日のお題は「あんパン」。
つい先日、店先でお客様に、
「どうして、あんパンの真ん中にくぼみがあるんですか?コンビニのあんパンにはなくて、パン屋さんだと時々見かけるんだけど。」
いわゆる、あんパンの『へそ』のことです。
さて、みなさん。あの「へそ」はなぜあるんでしょうか?
餡を詰めて、醗酵室に入れる前のあんパンの中心を、真上から指でそっと押す。生地を
切らないように、天板に指が触れそうなところまで押して、すっと指を抜く。形状は
どうなったでしょうか?この一手間にどんな効果があるのでしょうか?
たしかな理由を教わった記憶はありませんが、この仕事を長くしていれば答えは明白
です。
生地を餡ごとドーナツ状にすることで、
(1)あんの塊があるために中心部の火通りが悪くなることが、著しく解消される。
(2)そのおかげで焼き色のムラも少なくなるし、
(3)火通りが良い分、焼成時間が短くなって
(4)皮の薄い
(5)フワフワで美味しいあんパンができる。
(6)外観も、装飾効果で付加価値が上がるし、
(7)よく焼けていれば当然日持ちもする。
(8)また、餡と生地の硬さの差や、餡の水分によってできる、餡の上の大きな空洞をなくすことができる。
先輩たちの工夫や知恵には恐れ入るばかりです。
うちの店では、昔ながらのやり方で、程良く塩抜きした桜の花が『へそ』にあしらわれます。
ぱん衛門
投稿者 ぱん衛門 : 2005年05月24日
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